
船に乗って沖合に出て、ジグを使って魚を釣る。
という、一見すると簡単そうな釣りではありますが、実はかなり奥が深いです。
さてオフショアジギングを始めてみようかな?と思った方もリールの価格に唖然とする方も少なくないはずです。
私もオフショアジギングの最初のイメージは、「お金がかかる」でした。
でも近年では、性能も良く価格も安価なコスパ重視のリールが続々と登場しています。
そのためなのかは定かではございませんが、オフショアジギングを始める方が増えてきているのも関係しているのでしょうか。
今回はコスパ重視(もちろん安いだけではない)の製品を紹介していきます。
下記の条件でピックアップしてきました!!
☆ソルトウォーター用(海水OK)
☆価格は、1万円〜3万円未満
☆スピニング
☆2020年以降発売の製品
オフショアジギングリールは何が違う?

一般的な岸からのショアジギングとは違い、
よりパワーと耐久性が求められるのがオフショアジギングのリールです。
オフショアで釣れる魚のサイズが大きいので、リールにはパワーが必要です。
それから、大きな魚とのやりとりでは、リールの剛性が重要になります。たわみの少ないリールが望ましいです。さらに移動中なども海水を浴びることが多いため耐水性なども重要視されます。
軽さだけ選ぶ方もいるかもしれませんが、剛性を犠牲にしている場合もありますのでご注意ください。
ショアジギングのように人が移動を繰り返すことはないので、〝軽さ〟については、私自身は、さほど気にしていません。もちろん軽いほうが楽なので良いですが・・・
※SLJのような小物をメインで数を狙う場合には軽さは重要です。
オフショアジギングリールで迷う〝ギヤ比〟
リールの番手の最後にアルファベットがギヤ比を意味しています。
〝PG〟〝HG〟〝XG〟など。
パワーギヤ、ハイギヤ 、エクストラハイギヤの略称です。
パワーギヤ<ハイギヤ<エクストラハイギヤのようにギヤ比は上がっていくのですが、
どれを選択すれば良いのか??というのが悩みだと思います。
エクストラハイギヤ(XG)はキャスティングに用いられることが多いので、
ジギングで使用するのであれば、パワーギヤ(PG)orハイギヤ(HG)の2択で良いでしょう。
パワーギヤ(PG)特徴
その名の通り、パワーが発揮できるギヤ比です。
例えば、深場でのジグの操作や大型魚とのファイト時にアングラーへの体の負担を軽減してくれるでしょう。
女性や年配の方には特におすすめなギヤ比です。
しかし、ハンドル1回転でのラインの最大巻取長さが短いので回収が遅いというデメリットがあります。
反面、ゆっくりとジグを魅せられるという効果もあります。
パワーギヤ(HG)特徴
ギヤ比が高いのがハイギヤです。
釣りのジャンル問わず、最も多くのアングラーに使用されているギヤ比かと思います。
迷ったらハイギヤというくらい(私だけかも?)
素早く回収することができるので手返しが良く、速いスピードに反応する青物がターゲットだった場合に、ジグをキビキビと速い動きで誘うことができるというメリットがあります。
反面、パワーギヤに比べるとアングラーの体力の消費が多くなるため疲れやすいです。
最初の1台を選ぶポイント

価格が安くて、性能が良い、かっこいいリールというのが一番良いですよね。
でも、なかなかそうもいきませんね。
メーカーさんも戦略がありますので、価格帯で性能や見た目も変えます。
また、必ずしも初心者🔰の方が、ハイグレードモデルを使いこなせるというわけでもありません。
まずは、自分にとって何が重視されるべきなのか?を理解した上でリール選びをすると良いかと思います。
ただし、資金に余裕のある方は最初からハイグレードモデルを選んでください。
最終的にハイグレードモデルに行き着くなら最初から行ったほうが安上がりです。
では、これから冒頭で出した条件を元に幾つかのリールをご紹介させていただきます
☆ソルトウォーター用(海水OK)
☆価格は、1万円〜3万円未満
☆スピニング
☆2020年以降発売の製品
スピニングリール編
スーパーライトジギング (SLJ)始めるなら
PEラインが〜1.0号で40g〜80gくらいの小さなジグを使うお手軽な釣り方で人気のSLJ。
スーパーライトジギングで使用するリールの番手は、
3000番〜4000番を使用される方が多いでしょう。
最低でもPE1号が200〜300m巻けるものがおすすめです。




ライトジギング (LJ)始めるなら
PEラインが〜2.0号で150gくらいのジグを使用し、
3kg〜6kgくらいの魚を狙った釣りで人気です。
番手は5000番〜6000番がオススメです!
PEライン2号が300m以上は巻いておきたいです。
おすすめ機種を集めてみました!




ジギング始めるなら
PEラインが〜4.0号で300gくらいまでのジグを使用し、
10kg以上のくらいの魚を狙います。
番手は8000番がオススメです!
PEライン3号が300m以上は巻いておきたいです。
おすすめ機種を集めてみました!




特に注目のリール
特に注目していただきたいリールが2機種ございます。
SHIMANOのスフェロスSWとDAIWAのカルディアSWです。
どちらもソルトウォーター用に開発された2機種ですが、3万円以下という価格帯です。
SHIMANOのスフェロスSWに関しては、実売1万円台で購入できるにも関わらず、インフィニティドライブ搭載で耐摩擦性・耐熱性に優れたカーボンクロスワッシャも採用されていることがすごいところ。今まではフラッグシップモデルにのみ採用されていたテクノロジーが1万円台のスフェロスSWに採用しているという点ではコスパは高いと言えるでしょう。
DAIWAのカルディアSWは、4000番〜18000番と幅広いラインナップがすごいところ。
20ソルティガ と同じ一体構造アルミ製のフルメタルモノコックボディが採用されています。
大口径のタフデジギアが搭載されていることもポイント高いです!一番高い番手でも実売では30,000円を切ることもあります。