日本海のオフショアブリジギングは冬の時期に最盛期を迎えます。
特にこの時期のブリは「寒鰤」と呼ばれ脂が乗っていて非常に美味しいです。
8kgだろうが10kgだろうが「美味しい」というのは変わらないのですが、
アングラーの夢はやはり大台である10kgオーダーですね。
SNSなどでは、10kgオーバーがよく釣れているように見えることがありますが、10kgオーバーを釣るのはなかなか難しいのが現実です。
※新潟ブリジギングを想定しています
最初にこれだけは知っておいて欲しいブリジギング
アングラーと魚を繋ぐ糸(ライン)は非常に重要なアイテムです。
魚とのファイト中に糸(ライン)が切れてしまうことをラインブレイクと呼び、ブリジギングでは度々耳にすることになるでしょう。
事前に対処していれば、ラインブレイクを回避することはできるので、後々悔やまれることになるのは間違いありません。
1年以上後悔し続けているという方もいるようです。
PEラインとショックリーダーの基本サイズ
ここで覚えておいていただきたいのが、基準となるPEラインとショックリーダーの号数やlb(ポンド)です。
最低でも下記のサイズ以上のサイズをご使用ください。
メインライン >>> PE3号
ショックリーダー >>> 60lb
このセッティングを軸にタックル選びをしていくと良いかと思います。
ここからどういった選択をしたら良いかなども解説していきます。
おすすめのPEラインとリーダーを教えて
よくオススメのPEラインとリーダーを教えてと言われるのですが、
正直言うと人それぞれ使いやすい商品って異なりますね。
私が使ってみてこれはイイな!!と思った商品を紹介します。
【PEライン】VARIVAS アバニジギング10×10 マックスパワーPE X8
一番オススメしたいのが、アバニジギング10×10(テンバイテン)です。
10m間隔でカラーが変わり10色のカラーで水深を知らせてくれるので、
今どの水深にジグがあるのかがよくわかります。
100m以上ラインが出るような場合は特に使いやすさが実感できると思います。
付属のカラー表示ステッカーをロッドやリール側に貼れば、さらに使いやすいです。
しかし・・・
価格が比較的に高いのがデメリット。
【PEライン】SHIMANO タナトル8
とにかく低価格なのがSHIMANOのタナトル8。
不安な方は1〜2回使用して交換するという事もあります。
私も一度ラインがクロスしてしまって擦れてしまった場合などは、不安ですのですぐに交換したい派です。
頻繁な交換をする方は、タナトル8が非常にオススメだと思います。
【リーダー】XBRAID FC ABSORBER
リーダーの交換はケチると後悔するので、釣行ごとに交換します。
ナイロン素材の方が低価格ではありますが、材質はフロロカーボン製がオススメです。
スレにも強く、水中での太陽光の光の反射も少ないなどジギングでは有利に働くことが多いです。
頻繁に交換していれば低価格なリーダーでも全く問題ないと思います。
【リーダー】DUEL 魚に見えないピンクフロロショックリーダー
人に見やすく、魚に見えにくいという製品が2023年に発売されました。
スレた魚や大物に効果があるようです。
実際、使用していますがそこまでの効果を感じたことがなく、どういった場面で効果的なのか模索中でございます。
この製品を使っていると、「釣れる」という気分になるのは間違いありません。
使い古しのPEラインを使用しない
PEラインは、使い古した物を使用するとなぜダメなのか?
ブリジギングをしていると同時に何人かがHITしたりすることがあります。
ブリは横に走ったり縦に走ったり様々な動きをしますので船に乗っている何人かでラインが絡まりラインブレイクする恐れがあるのです。
さて問題です?
新品のPEライン3号 VS 使い古しのPEライン3号
もちろん答えは新品のPEライン3号ですね。
※同じ製品を使用した場合を想定しています
ライン同士が触れた瞬間に破断することもあります。お手入れしていたとしても新品のPEラインの強度に勝つことは難しいでしょう。
どちらかが勝つという考えよりもお互いに釣り上げるためにラインブレイクに耐えて、ラインの絡みを取りたいところです。
少なくともシーズンごとに交換するのがベストだと思います。
余談ですが、コーティング剤がゴリゴリに塗ってあるようなPEラインはスレにかなり強いです
使い古しのリーダーを使用しない
あなたのリーダーは白濁していませんか?
リーダーは一度海水に入れると、吸水したり潮や地形の影響で劣化してしまいます。
劣化したリーダーは半透明だったものが白濁してしまい色が変化してしまいます。
強度は落ちるのはもちろんですが、見た目にも魚へ違和感を与えてしまう可能性があります。
ファイト中にリーダー切れや結び目で抜けてしまうなんてことがありますので、釣行ごとの交換を推奨します。
ドラグ調整は忘れずに!!
新品のPEラインと新品のリーダーを用意してたので準備OKということで、最後にドラグの調整です。
リールのドラグ設定をすることは重要で、ドラグ値が低すぎるとフッキングが決まらなかったり、ドラグ値が高過ぎればラインブレイクを招いたり魚の口が切れてフックアウトしたりとしてしまいます。
10kgオーバー狙いのブリジギングでは初期ドラグは4kg〜5kgで設定をしています。
フッキングが決まった後はドラグを緩めてファイトします。
肌感覚でドラグ値を設定すると失敗するので必ずドラグ設定器具で調整することをオススメいたします。
私が愛用しているのは櫻井釣漁具さんのドラグチェッカーです!
ご参考までにm(__)m
YouTubeでブリジギングを視聴
GIJIE専科TVでもブリジギング動画を公開しています。
お時間があればご視聴下さい。
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