ヒラマサって本当に夢のある魚ですよね。
ちなみに世界記録のヒラマサってどこの国で釣られたか知っていますか?
そうです!
ここ日本です。
千葉県の外房に集まるアングラー
千葉県外房の大原港にある山正丸さんから2009年10月24日に釣られたヒラマサは、
全長170cmで49.5kgという超特大サイズでした。(北半球のカリフォルニアイエローテイルでの記録)
夢を追い求めるアングラー達が外房に集まります!!
初めての方は「敷居が高い」と思いがちですが、船によっては初心者大歓迎で船長や中乗りがレクチャーしてくれるような船宿もございます。
外房ルアーフィッシングのスペシャリスト船団「オフショアネット」が有名ですが、最近は他にも多くの船宿がヒラマサ狙いで出船しています。
一度足を突っ込んだら抜け出せないエキサイティングなヒラマサキャスティングゲームに挑戦してみませんか?
ヒラマサキャスティングの魅力
キャスティングやジギングでヒラマサ狙うの一般的です。
キャスティングってなかなか釣れないというイメージを持たれる方もいるのになぜ人気だと思いますか?
キャスティングで使用する〝トップウォータープラグ〟は表層を狙ったルアーで、バブルが弾ける音やルアーのボディからの光の反射、ボディからの波動で中層〜中層以下にいるヒラマサを誘います。
表層に誘い出したヒラマサが激しくバイトする瞬間、アングラーのアドレナリンは爆発するでしょう。
しかも、表層に飛び出してくるヒラマサほどサイズは大型。
この一瞬を見ることがキャスティングゲームの醍醐味となっています。
キャスティングロッド最初の1本を厳選
キャスティング用のロッドですが、
近年人気が高まっており様々なメーカーから専用ロッドが発売されています。
以前は5万円前後が一般的でしたが最近では2万円前後でも購入できてしまう時代になりました。
数あるキャスティングロッドの中からどのロッドを選択するかは自由ですが、
外房で使用しやすいロッドの特徴を理解しておく必要があります。
エリアで使用しやすいロッドは変わってきますので必ずチェックしておくことが無難です。
【重要】ロッドの長さ
ロッドの長さは、m(メートル)かft(フィート)の単位を使いますが、
ft(フィート)が一般的に使われますのでこちらの単位でご説明します。
1ft=0.3048m
外房のヒラマサキャスティングでは、ローカルな〝ルール〟が存在します。
〝アンダーハンドキャスト〟と呼ばれるキャスティング方法でプラグを飛ばさなければなりません。
理由は、もちろん安全に釣りをするためですが、それ以外にも外房の遊漁船の多くは、
両舷に乗船し、釣り座固定されてしまうということもあります。
また、人気のエリアですので隣のアングラーとの感覚も近いことも要因の一つです。
ロッドの長さが長いと飛距離は出ますが、アンダーハンドキャストは非常にやりづらいです。
水面や船体を叩いてしまい投げられません。
そのため外房のヒラマサキャスティングゲームでは、
7.3ft〜8.2ft以下のショートロッドが使用されるケースが多いです。
初めての方であれば、7.5ft前後がオススメですね!!
【重要】ロッドのパワー
ヒラマサといえば、強引な力とスピードで根に突っ込むイメージです。
しかも、外房の沖には「器械根」と呼ばれる
アングラー泣かせの天然礁が約120平方キロメートルに広がっています。
※砂場と岩場が入り組んだ特殊な地形の磯棚地帯のおかげでベイトが集まりこれを捕食しにヒラマサが集まってくる
さらに外房はシャローエリアが多いため、表層で食ってきても一気に根に潜られリーダー切られることがあるのです。
パワーのあるロッドでファイトすればいいだろうとHクラスのロッドを選択するのも良いですが、
そもそもヒラマサをプラグに食わせないとファイトまで持ち込む事ができません。
硬いロッドの場合、慣れない方だとプラグの操作が難しく水面を転がらせてしまったりしてヒラマサにうまくアピールすることも難しいです。
最初のうちはML〜Mでティップ(穂先)がしなやかなタイプがオススメです。
【重要】ロッドの適正プラグ重量
ヒラマサキャスティングにおいてはペンシル系のルアーを使用します。
外房では一般的に重さが30g〜60gで大きさが13cm〜19cmをメインで使用します。
重いものでも100g以下になりますので、
ルアー適正は〜80gや〜100g以下のもので良いと思います。
【重要】ロッドの適正ライン号数
ヒラマサキャスティングゲームではPEラインを使用します。
ジギングが3〜4号に対してキャスティングは4〜6号が適正です。
ちなみにリーダーは,60lb〜120lbが適正です。
最初のうちはできる限り、柔らかくてしなやかなものがオススメです。
2022年発売の新製品
守備範囲の広いオールラウンダー。
SHIMANO公式
S76MLと同じくキャストのしやすさと操作性に優れたショートレングスながら、PE3号~5号、プラグ40~100gに適応するパワーを秘め、10kg超の青物や30kgクラスのマグロ類といった大型魚も視野に入る。
適合リールは5000~10000番。
PE3~4号、160mm程度のプラグで狙うヒラマサやブリを始めとした近海青物全般に対応するマルチキャスティングモデル。軽量ブランク&しなやかなティップはミドルサイズのプラグのロングキャストから操作性も快適。オーバーヘッドキャストだけでなく、外房などで多用されるアンダーキャストもしやすい。
DAIWA公式
実売〜25000円の低価格キャスティングロッド
マグロ・ヒラマサをターゲットとしたガチンコファイトモデル ワラサ・ブリ・ヒラマサをターゲットとし、小型シンペンや80gまでのジグ・プラグを扱うのに最適。不意な大物にも粘る安心ブランク設計。
tailwalk 公式
近海の10kgオーバーの青物にも十分対応できるモデルになります。
全体的に操作性と感度を持たせながら魚がかかればしっかり粘り強く魚にプレッシャーを与えることのできるモデル。
ZENITH 公式
近海マグロを筆頭に大型シイラやブリトップゲームに対応
100gまでキャスト可能なこのモデルはダイビングペンシルを艶めかしくダイブさせる繊細なティップセクションを持ちながらも乱暴ともいえるアオモノ、ツナとのファイトにも対峙できるパワーを兼ね備えた1本です。また7ft.8inc.というロッドレングスが大型プラグのアンダーハンドキャストを可能にしてくれるモデルです。
PALMS 公式
ベテランから人気の高いロッド
近海キャスティングゲームで活躍するPE4号クラスのミディアムパワーロッドです。負荷が掛かるとスムーズにバットまで入り、綺麗なベンドカーブを描きます。使用感はシャープですが、ファイト時にはややスローテーパー気味に大きく曲がるように設定しておりますので、10kgクラスのヒラマサとのファイトも安定感を持ってロッドで走りを受け止めることが可能です。多彩なルアー操作を駆使したいアングラーにおススメしたい一本です。
Ripple Fisher 公式
7.3フィートの長さで5号クラスのパワーを備える、近海のトロフィークラスをターゲットとするショートミディアムパワーロッド。短い分取り回しが効き力も込めやすく、非力なアングラーでもヘビープラグを十分に振りぬけ、また体力負担の少ないファイトを可能にする。10キロを超えるヒラマサ、30キロクラスのマグロとのファイトに最適なパワー。
CB ONE 公式
アンダーキャストに特化したロッド
まとめ
アンダーハンド・スタンダードモデル
乗合船などアンダーハンドでキャストするシーンや、胴の間でキャストスペースに制限がある状況等で活躍するモデル。反発を最大限に活かせるアクションに設定し、アンダーハンドでの遠投を得意とします。60~80g程のペンシルベイトを扱い易く、100gまでフルキャストが可能。中~大型ヒラマサや、ブリなどをターゲットにしたゲームで活躍します。
Top Guide (#12) Butt Guide (#40)
天龍 公式
実は意外と安くロッドが入手できるんですよね。
最近発売されたダイワのリール〝22カルディアSW〟は大型番手でも3万円ほどで購入もできるので、ロッドとリールで5万円台で購入できるほどになっています。
【22カルディアSW】ソルトウォーターリールに新しい風!お値段以上の性能!
以前よりも入門しやすくなった外房ヒラマサキャスティングゲームに挑戦してみませんか??