オフショアデビューで心配になることの一つが、
〝おまつり〟ですね。
釣り時間のロスや時合を逃したり、釣りのリズムまで狂わすライントラブルです。
「自分が要因を作ってやいないか?」と不安になることもあるでしょう。
〝おまつり〟の原因と対処法、ほどくためにアイテムをご紹介いたします。
〝おまつり〟とは?
釣りの〝おまつり〟という用語にを知らない人は、
「魚がたくさん連れて嬉しい出来事?」と思う人もいるみたいです。
〝おまつり〟は2名以上のラインが絡んでしまう釣り人を苦しめるライントラブルです。
初心者だからラインが絡んでしまうというわけでもありません。
船長の指示通りに釣りをしていれば、〝おまつり〟発生してもそれはお互い様で済ませられるでしょう。
〝おまつり〟にも解きの難易度が変わってきます。
複数のラインが絡むことで難易度は増していきますので費やす時間も増えます。
〝おまつり〟の予防法 →【指示通りにすべし】
〝おまつり〟を予防するためには船長の指示通りに釣りをするべきです。
釣りを開始する以前に、
すでに船長から指示が出ている可能性がありますので必ずチェックしましょう。
ルールを破ることで、船上で心苦しい想いをしなければならないことになりかねません。
〝おまつり〟は基本お互い様という船上での暗黙の了解的な感じになっています。
でも、一人だけ何回も〝おまつり〟を起こしていると原因はアイツなのでは??
と思われてしまうことがあります。
船長の指示通り釣りをしているか?今一度見直してみましょう。
仕掛けの重さを揃える!
仕掛けの重さを揃えましょう。
船宿のホームページでは釣種ごとに仕掛けの重さ紹介している場合があります。
ホームページが存在しない場合などは電話予約の際に確認しましょう。
一人だけ仕掛けの重さが異なると、潮流により変わりますがラインの角度が変わってしまいますので他者とラインが重なり〝おまつり〟が発生します。
ラインの号数を揃える!
ラインの太さは号数やポンド(lb)などで表される。
ラインが太いと潮流による影響を受けやすくなります。
海底が深くなれば深くなるほど顕著になり、潮流による影響は仕掛けの重さよりも大きくなるのです。
ラインの太さも指示されている場合があるので必ずチェックしてみてください。
仕掛け投入の合図を聞き逃すな!
最初はあたふたしてしまう方もいるかもしれませんが、
移動中の船が減速し、ポイントに到着すると乗船者が動きだしますので、その動きに注視することも大切です。
仕掛け投入の合図は船によって異なりますが、「どうぞー」「いいよ」など声かけする場合や〝音〟で合図する場合があります。
投入のタイミングがずれてしまうと周りとラインが交差してしまうことになりかねません。
ラインの角度がつきすぎた場合、仕掛けを回収しましょう。
仕掛けを投入してから、ある程度時間が立ってくると仕掛けが流されてラインに角度がついてしまいます。
そうなった場合は、回収して再度投入するように心がけましょう。
他者とラインが交差してしまっている場合もありますし、
狙うポイントを変えるという意味でも効果的だと思います。
魚がかかった!泳がせると…
いざ魚がかかったが、
どうすればいいのか分からずにあたふたしてしまっている初心者の方を見かけることがあります。
今までに味わったことのないような魚の引きは、驚いてしまいますね。
魚の引き方で船長はどんな魚か大体当てられます。
なので、青物系の場合は「もっと巻いてください」などと指示を出す場合があります。
泳がせてしまうと多くの乗船者のラインを巻き込んで、
高難易度の〝おまつり〟を発生させることがあるからです。
しかも青物などは口切れしにくい魚がほとんどなので多少の強引ファイトでもOKです。(ラインブレイクは注意)
口切れしそうな魚の場合は、船長が「慎重に巻いてください」など指示があると思います。
〝おまつり〟が発生した場合の便利アイテム
お祭りが発生するとラインが絡んで団子状になってしまう場合があります。
結ばれてしまった部分をほどくために便利アイテムが販売されています。
《Daiwa》簡単オマツリホドキ
シンプルな製品で、結び目の輪を大きくすることでほどきやすくする製品です。
10cmほどの本体でコンパクトなので持ち運びに便利ですし、ピニオンリールなどを装着できる用の穴もありますので腰にぶら下げたり、ベストにしまったりするのにも便利です。
先端のニードルで結び目をに入れますが糸に優しい形状となっています。
《第一精工》MCオマツリシャープナー
これ一つで〝おまつり〟のほどきとフック用シャープナーがセットになった製品です。
シャープナーはダイヤモンド粒子(中#280・細#600)両面タイプで細面は溝付き。
一台二役でカラビナもついているため持ち運び便利です!
《SHIMANO》お助けマン
これ一つで〝おまつり〟のほどきとチワワ結びが簡単に結べます(0.08~0.6号に対応)
一台二役で大変便利な製品です。
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
おまつりはどうしても起こってしまうライントラブルです。
同じ船に乗る人は全員仲間という意識で釣りができればそれが一番だと思っています。
ルールを逸脱した行為で相手に迷惑をかけないように気をつけながら楽しい釣りを満喫しましょう。