●寒鰤ってどんな魚?
日本海でブリジギングが有名なエリアの一つが粟島です。
そもそもブリってどんな魚なのか?
成長度合いによって呼び名が変わる出世魚です。
関東⇒ ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西⇒ モジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→ブリ
そのほかの地域でも呼び方は変わるのですが、ここは省略します。
80cm以上、8kg以上など地域によってブリ の定義は異なりますが新潟の粟島の鰤は一目で「鰤」だと思えるサイズが釣れることで有名です。
ここからが本題です。
春の産卵期に向けて荒ぐいを始め、肥えたブリにはドップリと脂が蓄えられます。
腹〜背中までビッシリサシが入ります。
これが寒鰤です。
●粟島ブリジギングはいつから?
粟島のブリジギング がスタートするのが11月〜です。
12月中旬くらいまでがシーズンとなります。
日本海が荒れるためそれ以降は危険と判断され終了となります。
また、11月〜12月中旬までの1ヶ月半はいつでも行けるのかというとそう簡単にはいきません。
週に1、2回出船できればイイかもしれない・・・
そんなレベルです。
つまり、運に恵まれなければ出船すら難しい状況です。
土日ともなると、どの船も満席になっており10月ごろには予約が取れない状況になってしまいます。
ブリジギングで使用するジグの特徴
今回ご紹介するジグは、スピニングタックルでお勧めしたいジグをご紹介します。
ベイトタックルよりもスイニングタックルの使用がメインとなるフィールドです。
1重さの選定
粟島周辺でブリジギングをする場合は、水深が70m〜90m前後になります。
そこそこ水深があること、10kgオーバーのブリを狙うためPEラインが3号以上となることを考慮するとそれなりにジグサイズは重めになります。
150g〜230gくらいまでは準備した方が良いかと思います。
ベースは180g前後になりますが、私は200gの使用が多かったです。
2カラーの選定
ジグのカラーはいくつか準備した方が良いかもしれません。
日によって、このカラーが良かったとかダメだったとかいう話を耳にします。
特にシルバー系とブルピンが人気が高いようですね。他にもグロー系も人気です。
私はシルバー系で4本のブリをGETしています。
3材質の違い
ジグの材質は、「鉛」「鉄」「タングステン」が有名ですね。
鉛は一般的に使用される材質となっています。
「鉄」は、鉛と比較して比重が小さいためフォールスピードが遅めです。
食わせの間を作ることができるためアピール力が高めですね。
全く逆に、「タングステン」鉛と比べて比重が大きく沈下速度の速いです。
シルエットが小さくできるのと潮流が速い状況でもボトムを取りやすインボが特徴です。
粟島での一番人気は・・・
間違いなく「鉄」です。
ブリジギングで人気ジグ
鉄ジグ
圧倒的人気を誇るジグが存在します。
それが、ネイチャーボーイズさんの「鉄ジグ」です。
各遊漁船の釣果報告の魚の口を見れば、ご理解いただけますが圧倒的に使用されている方が多いです。
少し高価ですが、絶対に所持することをお勧めします。
その中でも人気のジグを3つ挙げてみます。
スイムライダー
上げ重視で狙いたい時に使用するのが、スイムライダー。
センターバランスで左右非対称のこのジグは、ロング系のジグでよくアピールしてくれます。
さらに平たいデザインのおかげで横方向にとても良く泳ぐジグでフォールスピードはゆっくり。
ドテラや2枚潮で特に力を発揮できます。
スイムライダーショート
スイムライダーをよりコンパクトにしたのがスイムライダーショートです。
こちらはどちらかというと上げ重視で狙う場合に使用しますが、
スローからショートジャーク、早巻きなどオールマイティに対応は可能です。
小刻みなジャークと浮遊感あるフォールなど意のままに操ることが可能な操作性の良いショートジグ。
どんな状況かわからない時にパイロットジグとして使用するのがオススメ。
ウィグルライダー
スイムライダーとは異なり、フォールアクションが得意なのがウィグルライダーです。
ジャークとジャークの間を長めに取りゆっくりと落とすことでローリングフォールを生み、強烈フラッシングでのハイアピールをが可能です。
潮止まりやバーチカルでの釣りには最適です。
キングスラッシャー (SHIMANO)
全国各地でブリジギングに使用される「キングスラッシャー」。
鉛素材ですのでそこまで高価ではありません。
細身のロング系ジグで、引き抵抗の軽さは抜群しましたので潮流が速い状況下でも安心して使用できます。
やや柔らかなロッドで使用するのが推奨されており、派手なウォブリングを伴い、強烈に魚にアピールさせます。
たまに起きるイレギュラースライドも非常に効果的!
TGベイト (DAIWA)
皆さんご存知の「もはや餌」であるTGベイト。
タングステン製では間違いなくNo1の人気のジグです。
特徴はシルエットがコンパクトであることとフォールスピードの速さ。
サイズを大きくしたくない、けど重くしないとボトムが取れない・・・
こんな時にはTGベイトの出番です。
高価ですが1つでもタックルボックスにあると安心が変わってきます!
粟島ブリジギングの様子は、YouTubeでチェック
2022年12月のブリジギングの様子を貼っておきます。
気になる方はぜひご覧になってください🙇♀️